
【超危険!】ハチの巣を見つけたらどうする?NG行為と対処法
2025.10.16
「室外機にハチが出入りしている…」 「軒下に見慣れないものが…まさかハチの巣?」 自宅の近くでハチの巣を見つけたら、本当に不安ですよね。 特に小さなお子様やペットがいるご家庭では、一刻も早く安全を確保したいはずです。 しかし、焦りは禁物です。間違った対処は、かえってハチを刺激してしまいます。 この記事では、プロのハチ駆除業者が『ハチの巣を見つけたら今すぐやるべきこと・やってはいけないこと』を徹底解説いたします。
CHECK
この記事を読むと以下のことがわかります。
- 危険なハチの巣の見分け方
- 状況別の正しい対処法
- 二度と巣を作らせないための予防策
ハチや巣を見つけたらまず実践!絶対にやってはいけないNG行動

パニックになりついやってしまいがちな行動が、実は最も危険を招きます。
まずは、絶対にやってはいけないNG行動から確認しましょう。
大声・殺虫スプレー・手で払うのは逆効果!
ハチは大きな音や振動、素早い動きを「攻撃」とみなし、興奮して襲ってくる習性があります。
大声で騒いだり手で追い払ったりするのは絶対にやめてください。
また、目の前のハチに慌てて殺虫スプレーをかけるのも危険です。
スプレーが当たらなかった場合、ハチを刺激するだけになってしまい、反撃される可能性が高まります。
特に、一般的な殺虫スプレーはハチへの効果が不十分でかえって興奮させてしまうため、絶対に使用しないでください。
「騒がず・刺激せず・静かに離れる」が鉄則
ハチに遭遇したら、まずは落ち着くことが重要です。
ハチはこちらが何もしなければ、むやみに襲ってくることはほとんどありません。
ただし、時季やハチの種類によっては巣の近くにいるだけで攻撃してくる場合があります。
そのためハチと出くわしたら、静かに姿勢を低くし、ゆっくりと後ずさりしてその場を離れるのがいいでしょう。
危険なハチの種類と巣ができやすい場所
安全を確保したら、次に状況を把握しましょう。巣を作っているのはどんな種類のハチで、どこに巣があるのかを知ることが正しい対処への第一歩です。
危険なハチ3種の見た目と巣の特徴
日本で特に注意すべきなのは「スズメバチ」「アシナガバチ」「ミツバチ」の3種類です。
スズメバチ

見た目 | 体長2~4cmと大型。オレンジや黄色の体で、がっしりしている。カチカチと顎を鳴らして威嚇することがある。 |
巣の特徴 | 初期はフラスコ型、大きくなると楕円型やボール状になる。マーブル模様の外皮に覆われ、巣穴は1つ。 |
アシナガバチ

見た目 | 体長1.5~2.5cm。スズメバチより細身で、後ろ脚をだらりと垂らしてゆっくり飛ぶ。 |
巣の特徴 | シャワーヘッドのような形で、六角形の巣穴がたくさんむき出しになっている。 |
ミツバチ

見た目 | 体長1.2~1.5cm。全体的に丸っこく、黄と黒のしま模様で毛深い。 |
巣の特徴 | 平たい板状の巣が何枚も垂れ下がっている。巣が見えず、壁の隙間などから大量のハチが出入りしていることもある。 |
家周りでハチの巣ができやすい場所
ハチは「雨風をしのげて、外敵に見つかりにくい場所」を好んで巣を作ります。ご自宅の以下の場所をチェックしてみてください。
玄関の照明や軒下
軒下やベランダの天井・玄関の照明カバーの中などは、雨風が当たらず巣作りに最適な場所です。特にアシナガバチがよく巣を作ります。
雨戸の戸袋や換気口フード、壁の隙間
普段あまり開閉しない雨戸の戸袋や、換気口の内部、壁のひび割れなどの閉鎖的な空間は、スズメバチやミツバチにとって格好の隠れ家となるため、巣が作られる可能性があります。
床下の通気口や庭の植木の中
見落としがちですが、床下の通気口や、生い茂った庭木の枝葉の中なども危険です。気づかないうちに巣が巨大化しているケースも少なくありません。
ハチの巣の放置は絶対ダメ!3つの重大リスク
「まだ小さいから」「この種類のハチはおとなしいから」といった油断は禁物です。ハチの巣を放置すると、取り返しのつかない事態に発展する可能性があります。
リスク①:夏から秋は巣が最大化
春に作られた巣は、夏から秋に活動のピークを迎えます。働きバチの数が爆発的に増え、警戒心も格段に高まるため、巣の近くを通っただけで刺される危険性が増大します。
リスク②:ご近所トラブルの損害賠償リスク
自宅の敷地内の巣を放置し、隣人や通行人が刺されてしまった場合、敷地の所有者として安全を確保する義務があったと見なされ損害賠償を請求される可能性があります。
実際に過去には、管理者が安全配慮義務を怠ったとして賠償が認められた判例もあります。
リスク③:蜜やフンによる建物の汚染・腐食被害
特にミツバチの巣を屋根裏などに作られた場合、蓄えられた大量のハチミツが巣から漏れ出し、天井にシミを作ったり、建材を腐食させたりすることがあります。
また、ハチのフンが洗濯物や車を汚す被害も発生します。
状況に応じた3つの対処法
ハチの巣を見つけたら、取るべき行動は主に3つです。状況に応じて最適な方法を選びましょう。
ケース①:自分で駆除をおこなう
自分で駆除できるのは、「4月~5月上旬の作り始め」で「巣の大きさが5cm未満」かつ「開放的な場所にいるアシナガバチの巣」など、条件が限定されます。
少しでも不安を感じる場合は、絶対に無理をしないでください。
※ご自身での駆除を検討される方は、詳しい手順と注意点を解説したこちらの記事をご覧ください。
<<参考記事>>
ハチの巣撤去は作り始めがチャンス!自分で安全に駆除する方法
ケース②:ハチ駆除専門業者に依頼する
以下のケースに一つでも当てはまる場合は、迷わず専門業者に依頼してください。
- ハチに刺されたくない
- 巣の種類がスズメバチ
- 巣の大きさが10cm以上ある
- 巣が屋根裏や床下など、閉鎖的で駆除が難しい場所にある
- 巣が高所にある
- 危険を冒したくない
プロに任せることで安全かつ確実に巣を撤去し、再発防止まで徹底してくれます。
駆除セイバーもハチ駆除のプロなのでお気軽にご相談ください。
お電話はこちらからどうぞ
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ハチ駆除の費用相場と安く抑えるコツ
ハチ駆除の費用は、ハチの種類や巣の大きさ、場所によって変動しますが、おおむね10,000円~50,000円が相場です。
費用を少しでも安く抑えるには、巣が小さいうちに依頼するといいでしょう。
※ハチ駆除の料金が決まる仕組みや自治体の補助金制度など、費用に関する詳しい情報は、こちらの記事で解説しています。
<<参考記事>>
ハチの巣駆除の料金っていくら?相場をプロがぶっちゃけます!
ケース③:管理会社・自治体へ相談
アパートやマンションなどの賃貸物件で巣を見つけた場合は、まず大家さんや管理会社に連絡しましょう。
共用部分であれば、管理側の責任で駆除してもらえます。
また、公園や街路樹など、公共の場所に巣を見つけた場合は、お住まいの自治体(市役所など)の担当課に連絡してください。
ハチの巣を二度と作らせないための再発防止策
ハチの巣はただ駆除するだけではなく、再発防止策が必要です。
ハチは巣があった場所を安全な場所と認識しているため、対策をしないと再び同じ場所に巣を作ることがあるため注意しましょう。
「戻りバチ」への対処法
ハチの巣を駆除している時に巣の外に出ていたハチが、数時間後~2週間後にかけて巣のあった場所に戻ってくることがあります。
これを「戻りバチ」と呼びます。
巣があった場所にハチ用の殺虫スプレーや忌避剤をかけておくことで、戻りバチを寄り付かなくさせることができます。
ハチが嫌がる予防策
駆除後1~2週間は、巣があった場所の周辺に定期的に殺虫スプレーを散布しましょう。
また、ハチが嫌う木の焦げたようなニオイがする「木酢液」を薄めて撒いておくのも効果的です。
加えて、通気口や壁の隙間など巣を作られそうな穴は、防虫ネットや金網などで物理的に塞いでおくと万全です。
もしハチに刺されてしまったら…命を守るための応急処置
万が一、ハチに刺されてしまった場合は、慌てずすぐに対処することが重要です。
すぐにやるべき応急処置
ハチに刺された場合は、以下の順に対応するようにしましょう。
安全な場所へ避難する
まずはその場から速やかに離れ、他のハチに襲われない安全な場所に移動します。
針を抜く
針が残っている場合は、ピンセットや毛抜きでそっと抜き取ります。指でつまむと毒嚢を押しつぶしてしまい体内に毒が流れてしまう可能性があるので避けてください。
ハチの毒吸引機がある場合はそれを使うとより確実です。
毒を絞り出し、洗い流す
刺された箇所をつまみ、毒を絞り出すようにしながら、流水でしっかりと洗い流します。
冷やして安静にする
濡れたタオルや氷嚢で患部を冷やし、安静にします。身体に異常が出る場合はすぐに救急車を呼びましょう。
アナフィラキシーショックの危険な症状とは
ハチ毒アレルギーを持つ人がハチに刺されると、短時間で全身に激しいアレルギー反応(アナフィラキシーショック)が起こることがあり、命に関わります。
「全身のじんましん」「息苦しさ」「吐き気」「めまい」「意識がもうろうとする」などの症状が出た場合は、ためらわずに救急車を呼んでください。
まとめ
この記事では、ハチの巣を見つけた際のNG行動から、正しい対処法、再発防止策までを解説しました。
ハチの巣を見つけたら、危険なため不用意に近づかないようにしましょう。
そして、ご自身で駆除しようと無理をしないでください。刺されるリスクはもちろん、ご近所を巻き込むトラブルに発展する可能性もあります。
おすすめはハチ駆除業者に任せること
安全かつ確実に対処するには、専門家へ相談するのが一番です。
私たち【駆除セイバー】は、年間5,000件以上の駆除実績を経たメンバーがそのノウハウでお家を守ります。
- どんな種類のハチでも
- どんな場所にできた巣でも
- どんなに大きくなった巣でも
迅速に対応し、徹底的に駆除します。再発防止策もお任せください。
「もしかしてハチの巣かも?」と思ったら手遅れになる前に、お気軽にまずはご状況をお聞かせください。
駆除セイバーが、お客様の安全な暮らしを取り戻すお手伝いをいたします。
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