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これ、ネズミのフンかも?フンを見つけたら考えるべきこととは

これ、ネズミのフンかも?フンを見つけたら考えるべきこととは

2025.12.22

家の中で黒い粒のようなフンを見つけた瞬間、 「これってネズミ……?」 「放っておくと危険?」 と不安になりますよね。 ネズミのフンは、種類や被害状況、侵入経路のヒントになる重要な痕跡です。ただし、誤った掃除方法をとると、健康被害や再発リスクを高めてしまうことも。 この記事では、ネズミ駆除のプロの視点から、フンの見分け方、危険性、正しい掃除方法、再発防止策までをわかりやすく解説します。

CHECK

この記事を読むと以下のことがわかります。

  • ネズミのフンの種類と見分け方
  • ネズミのフンが持つ危険性
  • ネズミのフンの掃除・消毒方法
  • 駆除セイバーブログ編集部

    執筆者

    駆除セイバーブログ編集部

    駆除セイバーブログは、害獣・害虫・害鳥の駆除に関する情報を発信しています。『有害鳥獣の被害にお困りの方の役に立つ』がモットーです。

  • 駆除セイバー

    監修者

    駆除セイバー(害獣駆除業者)

    駆除セイバー(株式会社ホームセイバー)は、年間5,000件以上の駆除実績を経たメンバーが独立した害獣・害虫・害鳥の駆除業者です。作業員は駆除歴10年以上!

ネズミ駆除なら駆除セイバー
目次

ネズミのフンの見分け方

ネズミの種類ごとに、フンの大きさや形、落ちている場所は異なります

最初に種類を把握しておくと、侵入口対策や駆除の方法が大きく変わるため、しっかりとチェックしていきましょう。

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ネズミ被害にご注意を!放置することで起こる危険とは

フンの「大きさ・形・場所」でわかるネズミの種類

ネズミのフンは「サイズ」「形の特徴」「落ちている場所」の3つをセットで見ると、かなり正確に推測できます。

代表的な3種類のネズミのフンについて見ていきましょう。

【ドブネズミ】太くて大きいフン

ドブネズミのフン
項目特徴
大きさ約10〜20mmと大きめ
太く、両端が丸いカプセル型
落ちている場所床・地面近く、排水管まわりなど低い位置

ドブネズミは体格が大きく、床を移動する習性があるため、フンも「大きくて重い」のが見分けやすいポイントです。

【クマネズミ】細長いフン

クマネズミのフン
項目特徴
大きさ約6〜10mm
両端が尖った細長い形状
落ちている場所棚の上、天井裏、梁(はり)など高い場所

クマネズミは高い場所を好むため、高所にフンが落ちている場合は、クマネズミの可能性が非常に高いです。

【ハツカネズミ】米粒サイズのフン

ハツカネズミのフン
項目特徴
大きさ約4〜7mm(米粒ほど)
小さく軽い粒状
落ちている場所キッチン・収納棚・隙間・壁際など広範囲

ハツカネズミはとても小型で動き回る範囲が広く、フンがパラパラと広範囲に散らばるのが特徴です。小さいからといって油断すると、繁殖が早く一気に数が増えるため、注意が必要です。

コウモリ・ゴキブリのフンとの違い

ネズミ・コウモリ・ゴキブリのフン比較

ネズミのフンと間違えやすいのがコウモリとゴキブリのフンです。見た目が似ているケースがありますが、それぞれ特徴がはっきりしています。

コウモリのフン

  • 形はハツカネズミのフンに近いが、指でつぶすと粉々に崩れる
  • 中に昆虫の殻(キラキラした粒)が混じっている
  • 天井裏・屋根裏に同じ場所へ山のように溜まりやすい

ゴキブリのフン

  • 小型種は黒い粉(コーヒー粉・黒胡椒)状
  • 大型種は1〜2mmくらいの細いチョコスティックの欠片のようなフン
  • フンの周りに鉛筆でこすった跡のような黒い汚れが広がりやすい

もしフンの状態がこのような場合は、ネズミではない可能性が高いです。

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ネズミのフンが持つ危険性

ネズミのフンは、ただ「汚い」だけではありません。

触れることや吸い込むことや、食品や調理台に付着することによって、思わぬ健康被害につながることがあります。

フンに触れる、吸い込むことで起こる健康被害

ネズミのフンには、細菌・ウイルス・寄生虫・アレルゲンが含まれており、人間の体にさまざまな悪影響を与える可能性があります。

代表的な健康被害は以下のとおりです。

健康被害・病名主な症状因(フンとの関係)
ハンタウイルス感染症発熱・頭痛・筋肉痛・呼吸障害などフン・尿が乾燥して粉じん化し、それを吸い込むことで感染することがある
レプトスピラ症発熱・倦怠感・結膜充血・腎障害などネズミの尿やフンで汚れた場所に触れることで感染の可能性
サルモネラ食中毒下痢・腹痛・嘔吐・発熱フンが食品・調理台・食器に付着し、そこから菌が体内へ
LCMV(リンパ球性脈絡髄膜炎)発熱・嘔気・頭痛・筋肉痛、重症例では髄膜炎フン・尿・巣材の粉じんを吸い込むことで感染。妊婦の場合は胎児に重篤な影響を及ぼすことも
アレルギー発症・喘息の悪化くしゃみ・鼻水・かゆみ・咳・呼吸困難・発作フン由来のアレルゲンを吸い込むことで発症または悪化

このように、ネズミのフンは危険なため、素手で触ったり誤って吸い込んでしまわないように気を付けましょう。

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ネズミのフンの安全な掃除・消毒方法をプロが教えます!

ネズミのフンを見つけた時にまず大切なのは、フンを飛散させないようにすることです。

自分で掃除する場合は、「正しい手順」と「適切な道具」があれば安全に処理できます。ここでは、プロが現場で実際におこなっている方法を、一般家庭でも実践できる形にまとめました。

掃除に必要な道具リスト

ネズミのフンを安全に掃除するには、以下の道具を用意しておくと安心です。必要な道具は、すべてホームセンターやドラッグストアでそろいます。

道具用途・ポイント
使い捨て手袋(ニトリル・ビニール)肌を守り、細菌が付着するのを防ぐ。必ず使い捨てを使用する。
マスク(N95or不織布)フンの粉じんを吸い込む事故を防ぐ。できればN95が理想。
保護メガネ粉じんが目に入るのを防ぐ。特にフンが乾いている場所・棚の上などでの作業では付けておくと安心。
厚手のゴミ袋(2枚)二重にして密閉処分するため必須。破れにくい袋を選ぶ。
ペーパータオル/使い捨て布拭き取りに使用。雑巾など再利用布は菌を広げるのでNG。
消毒液(市販スプレーor次亜塩素酸ナトリウム)フンを湿らせて飛散を防ぐために使用。掃除前にたっぷり吹きかける。
中性洗剤最後の仕上げ掃除に使用。
懐中電灯隙間や家具裏の確認に便利。フンの見落とし防止に役立つ。

安全な清掃・消毒の4ステップ

ネズミのフンは、吸い込まずに安全に処理することがもっとも重要です。 一般のご家庭でも共通して使える、安全性の高い手順をご紹介します。

STEP1:マスク・手袋を着用し、十分に換気

フンの粉じんが舞わないようにしながら、室内の空気を換気しましょう。

  • 作業前に15〜30分しっかり換気
  • 換気しながら掃除を進める
  • 皮膚や粘膜を守るため、手袋・マスクは必ず着用

特に風の通りにくい部屋は粉じんが滞留しやすいため、最初の換気の有無で安全性が大きく変わります。

STEP2:消毒液でフンを湿らせる

乾いたフンをそのまま触ると、粉じんが舞って吸い込むリスクがあります。そのため必ず、消毒スプレーでしっかり湿らせましょう。

  • フンに直接スプレーし、しっかり濡らす
  • 5分ほど置いて浸透・殺菌させる

この時点で、粉じんが舞いにくくなり安全性が向上します。湿らせる工程が、掃除の中で最も重要です。

STEP3:ペーパータオルで拭き取り、袋を二重にして処分する

湿らせたフンを、ペーパータオルでそっと包むように拭き取ります。

  • ペーパータオルで一方向に拭き取り
  • フンの付いたペーパーはそのままゴミ袋へ
  • ゴミ袋は二重にして密閉

手袋を外す前に、手袋の外側を消毒してから外すと安全です。 雑巾など再利用可能な布での拭き取りは、菌を広げやすいので避けましょう。

STEP4:フンがあった場所と周辺を徹底的に消毒する

フンが落ちていた場所だけでなく、その周囲の数十センチ〜1mくらいまで、広めに消毒しましょう。

  • 同じ消毒液で床・棚・壁・巾木をスプレー
  • ペーパータオルで再度拭き取り
  • 最後に中性洗剤で軽く仕上げ拭きをして完了

もしカーペットや布製品にフンがあった場合は、スチームクリーナーや熱湯消毒など、熱を使った処理を組み合わせると効果的です。

被害を広げる危険な掃除方法と、その理由

ネズミのフンは、掃除方法を間違えると、家中に汚染が広がることがあります。

ここでは、誤った掃除によって実際に起きやすいリスクについて解説します。

「掃除機で吸う」のは絶対NG

掃除機の排気は強く、吸い込んだフンの細かな粒子が空中に再放出されやすいため危険です。

掃除機の内部に付着した汚れが、次回の掃除で別の部屋へ運ばれる可能性もあります。布団やソファなどに付着すると長期間リスクが残るため、掃除機でネズミのフンを吸うのはやめましょう。

「ほうきで掃く」もNG

ほうきで掃くと、フンが押しつぶされて粉状になり、床全体に散らばる恐れがあります。

また、見た目は片付いたようでも、巾木や隙間に細かい汚れが残りやすいのが問題です。掃く動作で空気が動き、遠くまで粉じんが飛ぶこともあります。

「乾いた布で拭く」ことのリスク

乾拭きはフンの汚れを広い範囲に伸ばしてしまうため逆効果です。

布の繊維に入り込んだ汚れが別の場所へ移りやすい点も、見逃せません。清潔に見えても、実際には汚染範囲を広げてしまうケースがよくあります。

ネズミのフンの掃除後にするべきこと

フンを片付けただけでは、ネズミの問題は解決しません。

大切なのは、フンがあった状態を細かく確認し、再発を防ぐ対策につなげることです。掃除後は、次のポイントを押さえて状況を正しく判断しましょう。

フンの状況から被害レベルを推測する

ネズミのフンは、「どれくらい頻繁にネズミが出入りしているか」を示す手がかりになります。

数や落ちている場所によって、被害レベルや侵入の鮮度が変わるため注意深く観察しましょう。

フンが「1個だけ」の場合

フンが1個だけ落ちている場合、ネズミが迷い込んだり、一時的に侵入している可能性があります。

ただし、侵入口が開いたままのケースも多いため、換気扇まわりや配管の隙間など、小さな穴を重点的に封鎖しておくと安心です。

フンが「同じ場所に大量に」ある場合

同じ場所に何十個も固まっている場合は、そこがネズミの「通り道」や「餌場・休憩場所」になっているサインです。

この状態では、すでに複数匹が出入りしている可能性も高いため、封鎖だけでなく捕獲・本格的な駆除を同時に検討する必要があります。

ネズミが嫌がる環境を作る

ネズミは非常に慎重で、環境の変化やストレスに弱い習性があります。

そのため、住まいをネズミが落ち着かない環境にしておくことで、侵入してもすぐに離れていきやすくなります。

  • 収納の隅や床下の死角を減らす
  • 通風・換気を増やして生活音が届く環境にする
  • 調理台・ゴミ箱まわりの拭き掃除を頻繁におこない、食べ物の匂いを絶つ
  • 段ボール・布切れ・新聞紙など、巣材になりやすい物を減らす

このように、ネズミが嫌がる環境を維持することが、侵入後の早期離脱にもつながるのです。

フン害を再発させないためには

再発防止は、環境づくりよりも、具体的な対策や点検、封鎖が中心になります。
一度掃除したあとは次の4つを意識して、ネズミのフンがでない状態にしましょう。

  1. 侵入口の封鎖を継続的に確認する
  2. フンの有無を定期的に見回って早期発見する
  3. 粘着トラップ・スナップトラップで侵入監視
  4. 片付け・清掃の習慣化

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ネズミのフンに関する、よくあるご質問

ネズミのフンを見つけたとき、特に多いのが赤ちゃんやペットに関する心配や、 「自分で駆除できるのか?」という実務的な質問です。

ここでは、現場でよく相談される3つの質問にお答えします。

Q.赤ちゃんがフンを触った(食べた)場合はどうすればいい?

まずは落ち着いて、口や手をすぐに清潔な水で洗い流しましょう。その後、フンに触れた可能性のある周辺を、前述の手順で消毒しておくと安心です。

フンには細菌やアレルゲンが含まれることがあるため、以下の症状が出た場合は念のため小児科へ相談してください。

  • 発熱
  • 下痢・嘔吐
  • 咳・鼻水・ぐったりしている

「触ったかどうか確かでない場合」でも、少しでも気になることがあれば、医師に相談してください。

Q.犬や猫がフンを食べてしまったら?

多くの場合は大事に至りませんが、ネズミのフンにはサルモネラ菌などの病原菌が含まれる可能性があります

食べた直後に次のことをおこなってください。

  • 口元を軽く拭き、飲み水を与える
  • 嘔吐・下痢がないか12〜24時間観察する
  • ぐったりしている、食欲不振、発熱がないか確認する

少しでも気になる症状があれば、すぐに動物病院へ連絡しましょう。

Q.ネズミ駆除は自分でできる?

軽度であれば一時的な対処はできますが、確実に駆除し、再発を防ぐには専門業者に任せるのが最も安全です。

ネズミは小さな隙間から家全体に入り込み、天井裏や壁内まで点検しないと原因を断ち切れません。そのため、家庭での対応だけではどうしても限界があります。

また、「駆除できた」と思っても実際には被害が広がっていることがよくあります。

確実に止めたい場合は、早めに専門業者へ任せましょう

ネズミ駆除とフン対策なら【駆除セイバー】

ネズミ駆除は、早めに対処するともっとも費用を抑えることができます。放置すればするほど侵入口が増え、天井裏まで被害が広がり、料金が高くなってしまいます。

【駆除セイバー】は、調査・封鎖・捕獲・消毒・再発防止まで必要な工程をまとめて対応するため、ムダのない適正価格での駆除が可能です。

「確実に終わらせたい。でも費用はできるだけ抑えたい」という方は、ぜひ早めに私たちにご相談ください。

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まとめ

ネズミのフンには、「ネズミの種類」「活動範囲」などを知るヒントが詰まっています。

しかし、フンには細菌やアレルゲンが含まれるため、適切な掃除・消毒が欠かせません

フンを片付けたあとも、侵入経路が残っていれば再発する可能性は高いままです。
フンの量や落ちていた場所から被害の深さを判断し、必要に応じて早めに専門家へ相談することで、被害の拡大や費用の増加を防ぐことができます。

ネズミのフンを見つけたら、「片付けて終わり」ではなく、住まい全体を守る行動のスタートだと考えましょう。

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