
【動画あり】ネズミの鳴き声はキーキー?他の動物との見分け方
2025.12.05
「家のどこかから鳴き声のような音がする…」 「もしかしてネズミがいるかも…」 そんな状況に、不安を抱えていませんか? ネズミの鳴き声は、一般的なイメージとは異なり、種類や状況によっていろいろな音に変わります。 さらに、他の害獣の鳴き声と聞き分けにくいため、最初は判断に迷う方も少なくありません。 ただし、ネズミの鳴き方には特有の傾向があり、特徴を理解しておくことで鳴き声の正体を絞り込めます。 この記事では、実際の音声とともに、ネズミの鳴き声の特徴や種類ごとの違いについて分かりやすく解説します。
CHECK
この記事を読むと以下のことがわかります。
- ネズミの鳴き声の特徴と他の害獣との違い
- ネズミが鳴く理由(警戒・威嚇・繁殖など)
- 鳴き声がネズミと判明した後にやるべき対策
ネズミの鳴き声は「チューチュー」ではなく「キーキー」
ネズミの鳴き声と言えば「チューチュー」というイメージがありますが、実際は「キーキー」のような短くて高い声で鳴くことが多いです。
とくに、家の中に潜んでいる場合は、天井裏や壁の内部から高い声が響いてきます。
実際にネズミの鳴き声を聞いてみましょう。
このように、耳に刺さるような高い連続音が聞こえる場合は、家の中でネズミが活動している可能性があります。
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ネズミの種類別での鳴き方の違い
家庭に侵入する代表的なネズミは、主に次の3種類です。
- クマネズミ
- ドブネズミ
- ハツカネズミ
どの種類も鳴き方に特徴があり、住みついている種類によって聞こえる音の印象も変わります。
鳴き方の違いを知っておくと、ネズミの種類を判断しやすくなるでしょう。
クマネズミの鳴き方

クマネズミは警戒心が非常に強く、成長したクマネズミはほとんど鳴きません。
一方で、子どものクマネズミはよく鳴き、
- 「キュッキュッ」
- 「チーチー」
- 「ピピピ」
といった細く高い声を出します。
また、クマネズミは高い所を好みます。天井付近や屋根裏から細い高い声が何度も聞こえる場合は、クマネズミが潜んでいる可能性があるでしょう。
ドブネズミの鳴き方

ドブネズミは体が大きく気性が荒い種類ですが、ふだんはあまり鳴き声を上げません。
ただし、他のネズミと激しく争っているときや罠にかかったときなど、興奮した時には、
- 「ギャッ」
- 「キーッ」
- 「ギーッ」
といった悲鳴のような、短く鋭い声を上げることがあります。
また、ドブネズミは体が大きく重いため、床下や水回り付近で「ドタドタ」「ドスドス」といった足音が聞こえやすいのが特徴です。
ハツカネズミの鳴き方

ハツカネズミは非常に小さなネズミで、ほとんど鳴き声を上げないのが特徴です。
鳴いたとしても、
- 「ピッ」
- 「チッ」
といった極めて小さな音のため、人間が気づくことはほとんどありません。
そのため、ハツカネズミの存在に気づくきっかけは、食品のかじり跡や小さなフンなどの痕跡であることが多いです。
「音はしないのに被害が出ている」という場合は、ハツカネズミが潜んでいる可能性があります。
ネズミと他害獣の鳴き声比較
天井裏や壁の中から聞こえる高い音の正体は、必ずしもネズミとは限りません。
ハクビシン、イタチ、コウモリ、アライグマなどの害獣も家に侵入することがあり、それぞれ鳴き声の特徴が異なります。
どの動物が出している音なのかを判断するために、代表的な害獣の鳴き声の特徴を確認しておきましょう。
ハクビシンの鳴き声
ハクビシンは、「ピーピー」「キーキー」といった高い声を出します。ネズミの鳴き声に似ていますが、ネズミよりも声がやや太く、長く鳴き続けるのが特徴です。
驚いたり威嚇する際には、「グルル」「ガウッ」といったうなり声に近い音を発することもあります。
また、ハクビシンは体が大きいため、歩くときの足音も大きくなります。
「ドスドスとした足音」と「長く続く高い声」が同時に聞こえる場合は、ハクビシンの可能性が高いでしょう。
イタチの鳴き声
イタチはふだん、あまり鳴きません。
しかし、威嚇や喧嘩の際には「キッキッ」「キャッキャッ」といった、短くて鋭い高い声を続けて発するのが特徴です。
また、イタチが自分の子どもとやり取りする際には、「チチッ」「キュッ」といった小さな鳴き声が聞こえる場合もありますが、頻度はそれほど高くありません。
体がネズミより大きいため、天井裏からやや重い足音と鋭い高音がセットで聞こえる場合は、イタチの可能性があります。
コウモリの鳴き声
コウモリは通常、超音波で仲間とやりとりしているため、人間が聞くことはできません。
ただし、興奮したり威嚇したりする時には「キィキィ」「チチチ」といった金属音に近い高い声を出すことがあります。
ネズミの鳴き声に似ていますが、より細く、短い音が連続しているように聞こえることが多いのが特徴です。
あわせて、「バサバサ」と羽ばたく音が聞こえる場合は、コウモリが出入りしている可能性があります。
アライグマの鳴き声
アライグマは感情表現が豊かで、鳴き声の幅が広い動物です。
仲間や家族といるときは「クークー」「キュッキュッ」といった柔らかい声を出し、威嚇や喧嘩の際には「ギャー!」「ギャッギャッ!」という悲鳴のような大きな声に変わります。
体が大きいので動く音も目立ちますが、鳴き声の音量が非常に大きいため、ネズミや他の害獣と区別がしやすいのが特徴です。

ネズミが鳴く理由
ネズミは、状況に応じて鳴き方を変えながら、周囲の仲間とコミュニケーションを取っています。
鳴き声の種類にはそれぞれ意味があり、どんな場面でどんな声を出しているのかを知ることで、家の中で何が起きているのかを推測しやすくなります。
ここでは、代表的な鳴き声の理由を紹介します。
警戒や威嚇
ネズミが危険を感じたときや、仲間に注意を知らせたいときに、
- 「キーッ」
- 「キキキッ」
といった、短くて強い高い声を出します。
こうした声は、突然の物音に驚いたときや、人や他の動物に対して身構えたときによく聞く鳴き声です。
一度だけ「キーッ」と強く鳴くこともあれば、警戒が続いて小刻みに鳴き続ける場合もあります。
求愛や仲間とのコミュニケーション
ネズミは「繁殖の相手にアピールするとき」や「親子・仲間同士でコミュニケーションをとるとき」に、積極的に鳴きます。
こうした場面では、
- 「ピッ」
- 「ピピピ」
- 「キュッキュッ」
といった、比較的やわらかくて高めの声が続くことが多いです。
威嚇をするときの声とは違い、全体的にトーンが優しく、短い声を続けて出す鳴き方になります。
捕獲や苦痛
罠にかかったときや、強い痛みを感じたときは、
- 「ギャーッ」
- 「キィーッ」
といった、大きくて悲鳴のような声を上げます。
ふだんは聞くことのないはっきりとした強い鳴き方になり、恐怖や痛みが大きいほど声も激しくなります。
こうした声が聞こえた場合、ネズミが何らかの危険な状態にある可能性が高いため、むやみに近づかず、慎重に状況を確認することが大切です。
鳴き声の正体がネズミだと特定できたら

鳴き声がネズミだと分かった時点で、すでに家のどこかに入り込んでいる可能性が高いです。
放置すると、巣づくりや繁殖が進み、被害が一気に広がることも珍しくありません。
まずは現状を正しく把握し、どの程度の被害が出ているのかを確認することが大切です。
ここでは、被害の状況を確認するときのポイントと、ネズミ駆除の必要性を判断する基準をご紹介します。
被害の状況を確認する
鳴き声がネズミだと分かったら、まずは被害の状況を確認しましょう。
特に「フン」「かじり跡」「音」の3つを見ていくと、ネズミの居場所や活動の範囲がつかみやすくなります。
下の表を参考に、被害がどれくらい広がっているのかを確かめてください。
| チェック項目 | 見るポイント | 状況の意味 |
| フンの有無 | フン(黒い粒状)の量・場所 | 数が多いほど行動範囲が広い。複数の部屋にある場合は巣づくりが進んでいる可能性が高い。 |
| かじり跡 | 食品・段ボール・木材・電気コードなどの削れ跡 | 配線がかじられている場合は火災の危険あり。生活スペースの近くに跡がある場合は、すでに家を拠点にしているサイン。 |
| 音の出どころ | 天井裏・壁の中・床下など、音がする位置や時間帯 | 夜に集中している場合は、活動が活発。さまざまな場所から音がする場合、複数匹がいる可能性も。 |
| こすり跡 | 壁・梁に黒い筋があるか | ネズミが繰り返し通ることで油が付着。通り道が固定化しており、家への出入りが習慣化している状態。 |
| 被害期間 | どのくらいの前からネズミの気配がするか | 期間が長いほど繁殖が進んでいる可能性が高く、早急な対策が必要。 |
ネズミの被害について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
「ネズミ被害にご注意を!放置することで起こる危険とは」
ネズミ駆除を検討する
ネズミは放置すると、驚くほど早いペースで数が増え、被害も加速します。まずは「自分で駆除するのか」「業者に任せるのか」を早めに判断しましょう。
ただし、自分で対処できるのは、ネズミが侵入して間もない初期段階だけです。
時間がたつにつれて巣づくりや繁殖が進み、行動範囲も広がるため、自力での対応が難しくなります。
その結果、自分の力だけでは十分に対処しきれず、被害を広げてしまうケースも少なくありません。
被害が続いている・フンが複数の場所で見つかる場合は、すでに自力での駆除は難しい段階に入っています。
ネズミ被害を確実に解決したい場合は、専門業者に依頼するほうが安全で確実です。
専門の業者なら、状況の調査から駆除、侵入口の封鎖までをまとめて行えるため、再発防止につながります。
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ネズミの鳴き声に関するよくある質問(Q&A)
ここでは、ネズミの鳴き声に関して多い疑問を、Q&A形式で分かりやすくまとめました。
Q.昼間に鳴き声が聞こえるのは危険なサインですか?
ネズミは夜行性のため、本来は夜に活動します。
それなのに昼間も鳴き声がする場合は、家の中に巣があり、行動が活発になっている可能性があります。
被害が広がりやすい状況なので、放置せず早めに対策を始めましょう。
ネズミの鳴き声がうるさい時の対処方は?
食べ物や生ゴミ・ペットフードを出しっぱなしにせず、餌になるものを片付けましょう。
鳴き声が気になるほど大きい場合、すでに活動が活発になっていたり、繁殖が進んでいたりする可能性があります。
自力で対処しようとせず、ネズミ駆除業者へ相談することをおすすめします。
Q.鳴き声が聞こえるのに姿が見えないのはなぜですか?
ネズミはとても臆病で、人の気配を避けて天井裏や壁の中などの見えない場所を移動するため、音だけが聞こえることがほとんどです。
とくに夜間は、人が寝静まった時間を狙って動くため、姿を目にする機会は多くありません。
「見えないから大丈夫」とは言えないため、フンやかじり跡などの痕跡を確認し、被害が進んでいることを前提とした対応をおすすめします。
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ネズミの鳴き声が続くと、「どれくらい被害が進んでいるのか」「このまま放置して大丈夫なのか」と不安に感じる方は少なくありません。
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まとめ
ネズミの鳴き声は種類や状況によって異なり、ほかの害獣の声と間違えられることもあります。
もし鳴き声が続く場合は、家の中で巣づくりや繁殖が進んでいる可能性が高いと考えてよいでしょう。
フンやかじり跡、こすり跡などの痕跡を確認し、早めに対策を始めることが大切です。
ただし、自力で対処できるのは、フンが少量しかない・音が特定の場所だけで聞こえる・被害が軽いといった初期段階に限られます。
時間が経つほど十分に対応しきれず、被害を広げてしまうケースは少なくありません。
状況に不安がある場合や被害が複数箇所で確認できる場合は、早めに駆除業者への相談を検討しましょう。




