
羽アリが出る時期は何月頃?種類別の発生タイミングと対処法をご紹介
2026.05.08
羽アリが発生する時期は種類によって異なり、その中でも木材を食べて住宅に被害を与えるシロアリは主に4月から7月にかけて現れます。 家の中で羽アリを見つけたときは、それがシロアリなのか、建物への被害が少ないクロアリなのかを見分けることが大切です。 この記事では、羽アリの種類ごとの発生時期や時間帯、シロアリとクロアリの見分け方を解説します。羽アリの種類を正しく判断し、適切に対応するための参考にしてください。
CHECK
この記事を読むと以下のことがわかります。
- 羽アリが何月に発生するのか
- シロアリとクロアリを見分ける3つの特徴
- 今すぐできる羽アリ対策とNG行動
羽アリが発生する時期・季節はいつ?【種類別】
羽アリが発生する時期は、種類によって異なります。まずは、代表的な羽アリの発生時期と時間帯を表で確認しましょう。
| 種類 | 発生しやすい時期 | 発生しやすい時間帯 | 危険度 |
|---|---|---|---|
| ヤマトシロアリ | 4月〜5月 | 昼間(午前〜正午) | 高い |
| イエシロアリ | 6月〜7月 | 夕方〜夜 | 非常に高い |
| アメリカカンザイシロアリ | 3月〜11月 | 日中 | 高い |
| クロアリ(黒アリ) | 5月〜11月 | 種類により異なる | 低い |
発生する時期や時間帯を見比べることで、羽アリの種類をある程度見分ける手がかりになります。
ここからは、それぞれの種類について詳しく解説します。
4〜5月の昼間:ヤマトシロアリ
日本全国で被害が多いのはヤマトシロアリです。4月から5月にかけての春先、とくに雨上がりで湿度が高い日の午前から日中にかけて、新しい巣を作るために一斉に飛び立ちます。発生のピークはゴールデンウィーク前後となるため、連休中に発見されるケースが少なくありません。
ヤマトシロアリは湿った木材を好むため、お風呂場や洗面所などの水回りや、玄関の柱付近で見つかることが多いです。また、飛び立ったあとに羽を落とす習性があり、窓際や床に羽だけが大量に落ちている状況も見られます。
体の色は黒っぽく、クロアリと見分けにくい点にも注意が必要です。見た目だけで判断せず、発生した時期や落ちている羽などの状況もあわせて確認してください。
6〜7月の夕方〜夜:イエシロアリ
関東以西の温暖な地域で被害が多いのがイエシロアリです。6月から7月の梅雨時期、とくに蒸し暑い日の夕方から夜にかけて、新しい巣を作るために一斉に飛び立ちます。
イエシロアリは光に集まる性質があり、夜になると窓ガラスや網戸、玄関灯のまわりに集まりやすくなります。屋内の照明に引き寄せられてわずかな隙間から侵入してくるケースも少なくありません。
また、他のシロアリに比べて家屋への被害規模が大きくなりやすい傾向があります。
体の色は黒っぽいヤマトシロアリと異なり、全体的に茶褐色をしているのが特徴です。夕方以降に照明付近で大量の羽アリや落ちた羽を見つけた場合は、被害が進んでいる可能性もあるため早めに対応しましょう。
3〜11月の日中:アメリカカンザイシロアリ
北米原産の外来種であり、日本全国で被害が拡大しているのがアメリカカンザイシロアリです。特定の発生ピークはなく、3月から11月にかけて、主に気温が高い日中に飛び立ちます。
アメリカカンザイシロアリは、湿気を必要としない性質があるため、屋根裏の木材や窓枠、家具などの乾いた木材にも入り込み、巣を作るのが特徴です。そのため、床下や水回りに限らず、家のさまざまな場所で被害が発生する可能性があります。
他のシロアリと異なるのは、木くずのような乾いた粒状のフンを木材の下に落とす点です。また、羽アリは頭が赤茶色で、体はやや黒っぽい色をしています。
普段は見えにくい場所に潜むため、不自然なフンのかたまりや落ちた羽を見つけた場合は、早めに状況を確認してください。
5月〜11月:クロアリ(黒アリ)
クロアリの羽アリは、シロアリのように木材を食べて建物に大きな被害を与えることは基本的にありません。日本には多くの種類が存在しており、主に5月から11月にかけて発生します。
クロアリは、屋外の土の中や朽ち木に巣を作ります。ただし、エサを探す途中で室内に入り込んだり、明かりに引き寄せられてわずかな隙間から侵入してきたりするケースも少なくありません。
家の中で大量に見つかると不安に感じるかもしれませんが、建物の強度に影響する被害はほとんどありません。まずは落ち着いて、シロアリかクロアリかを見分けることが大切です。
羽アリが発生しやすい条件は?
羽アリが発生する原因には、気温や湿度、周囲の環境が関係しています。種類によって違いはありますが、次のような条件がそろうと発生しやすくなります。
- 雨上がりで風が弱いなど、気温と湿度が高い日
- 窓から漏れる室内の光や、夜間につけっぱなしの玄関灯
- 庭の廃材やダンボール、雨漏りなどで水分が放置された環境
これらの条件が重なりやすい春から夏にかけては、家のまわりや床下の状態を定期的に確認することが重要です。異変に気づいた場合は、早めに対処することを意識しましょう。
シロアリかクロアリかを見分ける3つのポイント
羽アリを見つけたときは、木材に被害を与えるシロアリなのか、クロアリなのかを見分けることが大切です。専門的な知識がなくても、次の3つのポイントを見比べることで判断の目安になります。
- 胴体の形
- 羽の大きさ
- 触角の形
それぞれの特徴について、順番に解説します。
【胴体】シロアリは「寸胴」、黒アリは「くびれ」
最も分かりやすい違いは、胴体の形です。
シロアリは、頭からお尻まで太さがほとんど変わらない「寸胴」の体をしています。体の区切りが目立たず、全体的にまっすぐな形に見えるのが特徴です。
一方、クロアリには胸と腹の間に細いくびれがあります。くびれの有無が、非常に大きな見分けポイントです。
【羽】シロアリは「4枚同じ」、黒アリは「前羽が大きい」
2つ目の見分け方は、前後の羽の大きさと、羽の落ち方の違いです。
シロアリは、4枚ある羽の大きさや形がすべて同じです。さらに、室内に入り込んだあとは、新しい巣を作るために不要になった羽を自ら落とす習性があります。そのため、窓際や床に羽だけが大量に落ちている場合はシロアリの可能性が高いでしょう。
一方、クロアリは「前の羽が大きく、後ろの羽が小さい」という違いがあります。羽は体に付いたままのことが多く、シロアリのように羽だけがまとまって落ちることはほとんどありません。
【触角】シロアリは「まっすぐ」、黒アリは「くの字」
最後の確認ポイントは、頭から伸びる触角の形です。
シロアリの触角は、小さな粒がつながったような(数珠状の)形をしており、全体がまっすぐに伸びています。途中で折れ曲がらず、なだらかな線に見えるのが特徴といえるでしょう。
一方、クロアリの触角は途中で折れ曲がり、「くの字」のような形をしています。
羽アリを見つけたときの正しい対処法
家の中で羽アリを見つけた場合、慌てて対応すると状況が悪化することがあります。
ここでは、身近な道具でできる対処法と、避けたい行動について解説します。
掃除機で吸い取る
手軽にできる応急処置として、掃除機で吸い取る方法があります。殺虫剤を使わず、床や壁を汚しにくいため、小さな子どもやペットがいる家庭でも安心して取り入れられるでしょう。
駆除から処分までの手順は、次の通りです。
- 羽アリ本体や落ちている羽を掃除機で吸い取る
- 紙パックを取り出す(サイクロン式の場合はダストカップのゴミをまとめる)
- ビニール袋に入れて口をしっかり閉じ、家庭ごみとして捨てる
羽アリは衝撃に弱く、掃除機で吸い込むことで大半は死滅するといわれています。ただし、生き残る可能性もあるため、袋に入れてしっかり密閉することが大切です。
また、羽アリが飛び出してくる巣の穴(群飛孔)を見つけた場合は、穴へ直接ノズルを当てて吸い込むことで効率よく退治できます。
粘着テープで捕獲する
発生している数が数匹と少ない場合や、掃除機のノズルが入りにくい場所では、粘着テープを使った捕獲が適しています。
ガムテープや粘着クリーナー(コロコロ)を使うと壁や床を移動している個体を簡単に捕まえられます。周囲に落ちている羽をまとめて回収するときにも便利な方法です。
具体的な捕獲と処分の手順は、次の通りです。
- ガムテープや粘着クリーナーを羽アリに押し当てて捕まえる
- 捕獲したテープを半分に折る、または丸めて外に出ないようにする
- そのまま家庭ごみとして捨てる
手で直接触れる必要がなく、周囲に汚れや殺虫成分を広げる心配もありません。見つけたときにすぐ対応できるよう、手の届く場所に粘着テープを用意しておくと安心です。
【絶対NG】殺虫スプレーは被害を広げる
羽アリを見つけたとき、慌てて市販の殺虫スプレーを吹きかけるのは絶対に避けてください。
一般的な殺虫剤には、虫が嫌がる成分が含まれています。そのため、スプレーを吹きかけると危険を感じたシロアリが壁の裏や床下の奥深くへと一斉に逃げ込んでしまい、被害の範囲をかえって広げてしまう可能性があります。
さらに、個体が家中のあちこちに散らばってしまうことで、後から専門業者が巣の位置を特定しにくくなる点も注意が必要です。
目の前に現れた羽アリは、家の中にいる個体の一部が表に出てきている状態と考えられます。むやみにスプレーで刺激して被害を拡大させないよう、応急処置は掃除機や粘着テープを使った物理的な処理にとどめましょう。
羽アリが出やすい家・場所の特徴
羽アリは種類によって好む環境に違いがありますが、一般的に「湿気」「光」「木材」がそろう場所で発生します。
自宅の環境に当てはまる場所がないか、以下の3つの特徴を確認してみましょう。
- お風呂やキッチンなど湿気の多い水回り
- 夜間に光が漏れる窓際・玄関
- 庭のウッドデッキや放置された木材
それぞれ解説します。
お風呂やキッチンなど湿気の多い水回り
家の中で羽アリが発生しやすい代表的な場所が、お風呂場や洗面所、キッチンなどの水回りです。
日本で被害が多いヤマトシロアリは湿気を好む性質を持っています。そのため、配管のわずかな水漏れや、日常的に湿気がこもりやすい水回りの床下は、木材が傷んでシロアリの絶好の住処になりやすい環境です。
もし水回りの周辺で「床がギシギシと軋(きし)む」「柱を叩くとポコポコと空洞音がする」といった変化があれば、すでに内部の木材が被害に遭っているサインかもしれません。
こうした見えない場所で繁殖したシロアリが、時期を迎えて羽アリとなり室内に飛び出してくるケースが多く見られます。
少しでも違和感を覚えた場合は、被害が拡大する前に専門業者へ床下の点検を依頼してください。
夜間に光が漏れる窓際・玄関
イエシロアリや一部のクロアリには、明るい光に向かって飛んでいく習性(走光性)が備わっています。
そのため、夜間につけっぱなしにしている玄関灯や、窓から漏れる室内の明かりには、新しい巣を探す羽アリが引き寄せられやすくなるので注意が必要です。
とくに注意したいのは、窓のサッシや玄関ドアのわずかな隙間や、換気扇などを通じて家の中へ侵入してくるケースです。
家の中へ侵入されると、そのまま壁の内部や床下といった見えない場所に入り込み、新たな巣を作られてしまう恐れがあります。
庭のウッドデッキや放置された木材
庭や家の周囲にある木製品や不用品も、シロアリの発生源になりやすい場所です。
雨風にさらされて水分を含んだウッドデッキや木製フェンス、地面に直接置かれた廃材などは、シロアリにとって絶好のエサになります。また、シロアリは木材だけでなくダンボールなどの紙類も好んで食べるため、外壁沿いに不用品を放置しているとシロアリを呼び寄せる温床になりかねません。
もし「ウッドデッキの一部を踏むと沈む」「放置した木材やダンボールがボロボロ崩れる」といった状態が見られる場合、すでに内部が食べられている可能性があります。
こうした屋外の環境で繁殖したシロアリが、やがて基礎の隙間などを通じて家屋の内部へと侵入してくるため、庭にあるウッドデッキや放置された木材は、建物全体の被害を招く重大な入り口になりやすいという特徴があります。
羽アリを防ぐ3つの予防策
羽アリの発生や家への侵入を防ぐには、湿気・光・木材といった環境を減らすことが重要です。
ここでは、日常生活の中で取り組める対策を3つ紹介します。
換気・水漏れ修理で湿気を防ぐ
シロアリは湿気のある環境を好むため、家全体、とくに床下や壁の内部に湿気をためないことが基本的な対策になります。
日常的なアクションとして、お風呂上がりに換気扇を長めに回す、天気の良い日に窓を開けて風を通すなど、こまめな換気を徹底してください。また、見落としがちなのが床下換気口の周辺です。換気口の前にプランターや不用品を置くと通気が妨げられ、床下に湿気がこもってしまうため、周辺には物を置かず風通しを確保しておきましょう。
さらに、配管のわずかな水漏れや窓枠の結露もシロアリを呼び寄せる原因になります。もし「壁紙の浮きやシミ」「床のきしみや沈み」といった変化が見られるなら、すでに内部で水漏れが起き、木材が傷み始めている危険なサインです。
こうした異変に気づいたら絶対に放置せず、早急に配管の修理や結露対策を行い、木材を乾いた状態に保つことが確実な予防につながります。
遮光カーテン・網戸で侵入を防ぐ
イエシロアリなどの羽アリには、明るい光に引き寄せられる性質があります。そのため、室内の明かりが外に漏れないようにすることが重要です。
羽アリが発生しやすい春から夏(特に雨上がりで蒸し暑い日の夜)は、遮光カーテンをしっかり閉め、室内の明かりが窓から漏れないようにしましょう。あわせて、不要な外灯や門灯は消しておくと、屋外への誘引を抑えやすくなります。
さらに、窓からの侵入を防ぐために、網戸の破れやサッシの隙間がないか定期的に点検しておくことも大切です。羽アリはわずかな隙間からでも侵入してくるため、隙間をなくす対策をしっかりとって、侵入経路を塞いでおきましょう。
庭の不要な木材・ダンボールを捨てる
家の外壁まわりや庭に、シロアリのエサになりやすいものを放置しないことも基本的な対策です。
地面に直接置かれた廃材や枯れ木、湿気を吸ったダンボールなどは、木材の主成分であるセルロースを含んでいます。そのため、シロアリにとってエサになりやすく、集まりやすい環境です。
こうした状態が続くと、庭から家の基礎部分へ侵入するリスクが高まるため、不要な木材やダンボールは早めに処分しましょう。
また、庭の手入れも欠かせません。切り株は可能であれば根まで除去し、基礎まわりの雑草も取り除いて風通しを確保してください。さらに、住宅に木製フェンスやウッドデッキがある場合は、湿気がこもりやすく、シロアリが定着しやすい状態になることがあります。
状態に応じて補修を行い、不要な場合は撤去することで、家の周囲にシロアリが寄り付きにくい環境を保てます。
シロアリなら要注意!早めにプロへ相談を
家の中で見つけた羽アリがシロアリだった場合、目に見えない場所で被害が進んでいる可能性が高く、早めの対応が重要になります。
ここでは、なぜ専門業者への相談が必要なのかを解説します。
見える羽アリは数万匹の巣の「ほんの一部」
室内で羽アリを数匹見つけたとしても、それだけで安心するのは危険です。
見えている羽アリは、新しい巣を作るために外へ飛び出してきた群れの一部にすぎません。つまり、目の前に羽アリが現れたということは、床下や壁の内部に、巨大な巣が存在しているということです。
そのため、表面に出てきた個体だけを掃除機などで処理しても、巣そのものが残っている限り根本的な解決にはつながりません。
見えない巣を素人が見つけ出し、完全に駆除するのは非常に難しいため、早い段階でプロの業者に相談し、どこまで被害が進んでいるか調査してもらうことが重要です。
柱が食べられて家が倒壊するリスクがある
見えない巣をそのまま放置すると、建物の安全性に深刻な影響を及ぼします。
シロアリは、家を支える土台や柱などの木材をエサにします。表面ではなく内部から食べ進める性質があるため、外見だけでは被害に気づきにくいです。その結果、気づかないうちに柱や土台の内部が大きく損傷しているケースも少なくありません。
こうした状態が進むと、建物を支える力が弱まり、地震や強風などの外部の力に耐えにくくなってしまいます。場合によっては、基礎から直すような大きな修繕が必要になることもあるでしょう。
「羽アリがいなくなったから問題ない」と自己判断するのは危険です。被害の進行を防ぎ、余計な修繕費用をかけないためにも、早めに専門業者へ調査を依頼することが重要です。
確実な解決にはプロの「無料点検」が必須
床下や壁の内部で進行しているシロアリ被害を、正確に把握するのは簡単ではありません。
専門業者はシロアリの生態や住宅構造を踏まえて調査を行います。専用の機器を使って目に見えない被害の範囲や侵入経路を確認したうえで、状況に応じた最適な対応方法を提案してくれます。
市販の殺虫剤などで自己対応を行うと、かえってシロアリが見えにくい場所へ逃げてしまい、被害の全体像を把握しづらくなる恐れがあるため注意が必要です。
「本当にシロアリか分からない段階で依頼するのは不安」と感じるかもしれませんが、多くの業者では事前の無料点検を実施しています。被害が広がって高額な修繕につながる前に、まずは無料点検を利用し、専門家に住まいの状態を正しく確認してもらうことが重要です。
【まとめ】羽アリの発生時期は種類で違う!不安ならプロへ相談を
羽アリの発生時期は種類によって異なり、ヤマトシロアリは4〜5月、イエシロアリは6〜7月にかけて発生しやすい傾向があります。家の中でシロアリの羽アリを見かけた場合、それは群れの一部が外に出てきた状態であり、床下や壁の内部に巣が存在しているサインです。
応急処置として殺虫スプレーの使用は避け、掃除機や粘着テープで処理する方法が安全です。ただし、表面に出ている個体を取り除いても、内部の巣そのものが残っている限り根本的な解決にはつながりません。
「シロアリかもしれない」「被害が進んでいないか心配」と少しでも不安に感じたら、まずは『駆除セイバー』へご相談ください。
専門知識を持つスタッフが無料点検を行い、見えない部分の状況を確認したうえで適切な対策をご案内します。大切な家を守るため、手遅れになる前にお気軽にお問い合わせください。




