
アライグマの狂犬病リスクと脅威について【駆除のプロが解説】
2026.04.07
「庭や家庭菜園でアライグマを見かけた」「屋根裏にいる気配がして、子どもやペットへの影響が心配」と不安に感じていませんか? アライグマは可愛らしい見た目をしていますが、気性が荒く、人に危害を加えるおそれがある野生動物です。感染症のリスクもあり、「狂犬病」についてニュースで見て不安に感じた方も多いでしょう。 この記事では、アライグマによる感染症リスクの現状や主な症状、万が一噛まれたり引っかかれたりした場合の応急処置について、分かりやすく解説します。 感染を防ぐ予防策も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
CHECK
この記事を読むと以下のことがわかります。
- アライグマの狂犬病リスク
- 噛まれた・引っ掻かれた時の正しい応急処置
- アライグマからうつる狂犬病以外の病気
アライグマによる狂犬病の感染リスク
まずは、日本国内と海外における感染状況の違いについて詳しく解説します。

日本国内の現状
現在の日本国内において、アライグマによる狂犬病の発症は報告されていません。
厚生労働省によると、国内では狂犬病予防法により飼い犬へのワクチン接種が義務付けられており、1957年を最後に発生ゼロの状態が続いています。
現在の日本は、世界的にも数少ない「狂犬病清浄国」として認められるほど安全な環境です。
海外の現状
アメリカやカナダなどでは、現在も狂犬病の感染が確認されています。野生動物による感染の中でも、アライグマは主要な媒介動物の一つとして警戒される存在です。
国立感染症研究所の報告によると、実際に2003年には、アメリカ・バージニア州で、アライグマ由来の狂犬病ウイルスに感染した男性が発症し、死亡した事例が確認されています。
このように海外では、アライグマが狂犬病を媒介するリスクが高い危険な動物として扱われています。
参照元:国立感染症研究所「アライグマ狂犬病による初の死亡例、2003年-米国・バージニア州」
狂犬病とは?致死率ほぼ100%の病気
狂犬病とは、狂犬病ウイルスによって引き起こされる感染症です。人や犬、アライグマなどの哺乳類に感染し、発症すると致死率が非常に高いことで知られています。
名前に「犬」とついているため、「犬からしかうつらない」と誤解されがちですが、アライグマなどの野生動物からも感染するリスクがあります。
ここでは、狂犬病の特徴と、世界中で警戒されている理由について分かりやすく解説します。
すべての哺乳類が感染するウイルス
狂犬病は、犬だけでなく、人やアライグマ、コウモリ、キツネなど、さまざまな哺乳類に感染する可能性がある感染症です。家庭で飼っている犬や猫も例外ではありません。
主な感染経路は、ウイルスを持つ動物に噛まれることです。感染した動物の唾液に含まれるウイルスが、傷口から体内に入ることで感染します。引っかき傷や、目や口などの粘膜に唾液が触れた場合も、感染するおそれがあります。
アライグマは人の生活圏に入り込みやすく、屋根裏や庭に現れます。野生動物であるため、むやみに近づかず、触れないことが大切です。
発症後の治療法がない
狂犬病は、発症すると有効な治療法がほとんどなく、致死率が非常に高い感染症です。
ウイルスが脳に到達すると、治療が難しくなり、重い神経症状が現れます。そのため、発症してからの回復は極めて困難です。
一方で、発症前の段階であれば対応が可能です。感染の疑いがある場合は、早い段階でワクチン(曝露後ワクチン)を接種することで、発症を防げる可能性があります。
狂犬病を発症したときの症状
狂犬病は、感染動物に咬まれてから通常1〜3ヶ月程度の潜伏期間を経て発症します。ウイルスが脳に到達して一度発症してしまうと、症状は「初期・中期・末期」と段階的に、かつ急速に進行していくのが特徴です。
ここでは、発症後にどのような症状が現れるのかを解説します。
初期:風邪に似た症状
発症の初期段階では、発熱や頭痛、全身の倦怠感、食欲不振といった症状が現れます。見た目の症状だけでは一般的な体調不良と区別がつきにくく、狂犬病と気づかれにくい点に注意が必要です。
一方で、噛まれた傷口の周辺は、痛みやしびれ、かゆみが出ることがあります。こうした症状は、感染のサインの一つとされています。
中期:水や風を極端に怖がる
症状が進行すると、患者は強い不安や興奮状態が見られるようになります。やがて幻覚や精神錯乱といった、重い症状が現れるのが大きな特徴です。
代表的なものとして、「恐水症(きょうすいしょう)」と「恐風症(きょうふうしょう)」が挙げられます。
恐水症とは、水を見たり飲もうとしたりするだけで喉に痙攣が起こり、水分を一切受け付けなくなる状態を指します。また、恐風症では、わずかな風や空気の動きにも過敏に反応し、強い不安や恐怖を感じます。
こうした症状により、感染した人は落ち着きを失い、混乱した状態が続くことになります。
末期:昏睡状態になり死に至る
症状がさらに進行すると、感染した人は深い昏睡状態に入ります。それまでの興奮状態とは対照的に、全身のまひが進行し、意識が低下していきます。
やがて呼吸に必要な筋肉まで動かなくなり、自力で呼吸することができなくなります。
発症からわずか1〜2週間程度で重症化し、ほぼ100%の確率で命を落とすケースが多いです。
【緊急】アライグマに噛まれた・引っ掻かれた時の応急処置

万が一、アライグマに接触してしまった場合、パニックにならず冷静な対処を行うことが大切です。
噛まれたり引っ掻かれたりした直後に行うべき応急処置を順番に解説します。
傷口を流水と石鹸ですぐに洗い流す
アライグマに噛まれたり引っかかれたりした場合は、まず傷口をしっかり洗い流すことが重要です。
傷を負った直後は、流水と石けんを使って15分程度を目安に洗い続けてください。
十分に洗うことで、傷口に付着したウイルスや汚れを減らすことができます。
消毒液で殺菌しガーゼで傷口を保護する
傷口をしっかり洗い流したあとは、ポビドンヨードなどの消毒液で患部を消毒します。
消毒後は、清潔なガーゼを当てて、医療用テープなどで軽く固定しましょう。
ガーゼは強く巻きすぎると血流を妨げるおそれがあるため、傷口をやさしく覆う程度にとどめてください。
速やかに医療機関(病院)を受診する
自宅での応急処置が済んだあとは、傷の大きさに関わらず放置せず、できるだけ早く医療機関を受診してください。
受診するときは、いつ・どこで・どのような状況でアライグマに接触したのかを、医師に具体的に伝えることが大切です。
状況を正しく伝えることで、傷口の感染を防ぐ処置や、医師の判断により狂犬病ワクチンなどの曝露後予防(PEP)が行われます。
医師の指示に従い経過を観察する
医師の診察と処置を受けたあとは、指示に従って処方された薬を最後まで服用し、傷の状態を確認しながら経過を見ていきます。
狂犬病を含む感染症には、数週間から数ヶ月の潜伏期間があるため、しばらくは体調の変化にも注意が必要です。
経過観察中に、傷口の腫れや痛みが強くなったり、発熱や頭痛などの症状が出たりした場合は、自己判断せず医療機関を再度受診してください。

狂犬病以外にも!アライグマからうつる危険な病気
アライグマからうつる病気は、狂犬病だけではありません。屋根裏や庭に棲みつく過程で、寄生虫やダニを介した恐ろしい感染症を複数持ち込んでいる可能性があります。
ここでは、狂犬病以外にも警戒すべき病気や感染症について解説します。
アライグマ回虫症
アライグマ回虫症は、アライグマの小腸に寄生する回虫によって起こる感染症です。フンに含まれる卵が、手や口を通じて体内に入ることで感染します。
体内に入った幼虫は、脳や目などに移動することがあり、視力の低下や神経への影響を引き起こします。重症化すると、失明などの重い症状につながるケースも報告されている、危険な病気です。
とくに、砂場や庭の土がアライグマのフンで汚れている場合は注意が必要です。遊んでいる子どもが砂と一緒に卵を口にしてしまう可能性があります。
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SFTS(マダニ感染症)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、ウイルスを持つマダニに噛まれることで感染する病気です。
アライグマなどの野生動物にはダニが付着していることがあり、庭や屋根裏に入り込むことで、人の生活空間にダニが持ち込まれます。
そのため、アライグマに直接触れていなくても、身の回りにいるマダニに噛まれることで感染するおそれがあるのです。
発症すると、発熱や下痢などの症状が現れます。重症化するケースもあり、注意が必要です。
疥癬(かいせん)
疥癬は、「ヒゼンダニ」という非常に小さなダニが皮膚に寄生することで起こる感染症です。アライグマなどの野生動物に付着したダニとの接触がきっかけとなり、皮膚に症状が現れることがあります。
感染すると、強いかゆみを伴う発疹が現れ、皮膚に炎症が起こります。ダニは皮膚の中に通り道を作って増殖する性質がありますが、野生動物由来の場合は人の体内で長期間増殖しにくく、一時的な症状でおさまることが多いとされています。
ただし、症状が長引く場合や悪化する場合は、医療機関を受診することが重要です。
レプトスピラ症
レプトスピラ症は、「レプトスピラ菌」という細菌によって起こる感染症で、人だけでなく犬などのペットにも感染します。
菌を持つアライグマの尿で汚れた土や水に触れたとき、傷口や目・口などの粘膜から体内に入ります。
感染すると、発熱や頭痛など、インフルエンザに似た症状が見られます。重症化すると、黄疸や腎臓の機能低下などを引き起こす危険な病気です。
カンピロバクター(食中毒)
カンピロバクターは、食中毒の原因となる細菌の一つです。
アライグマは、腸内にこの菌を保有しているため、フンや尿を通じて周辺の土や環境へ菌が混ざり込みます。また、排泄物のある環境を歩き回ることで、アライグマの手足や体表にも菌が付着しています。
そのため、フンを処理した手で食事をしたり、アライグマが出入りした場所で育てた野菜や果物を十分に洗わずに食べたりすることで感染します。
感染すると、下痢や腹痛、発熱、吐き気などの症状が見られます。
日本脳炎
日本脳炎は、ウイルスを持つ蚊に刺されることで感染する病気です。
このウイルスは、主に豚や水鳥などの動物の体内で増え、それを吸血した蚊を介して人に広がります。アライグマが直接的な感染源となるケースは一般的ではありませんが、野生動物が生息する環境では蚊の発生リスクが高まる可能性があるため注意が必要です。
発症すると高熱や頭痛、嘔吐などの症状が現れ、重症化すると意識障害や痙攣などの神経症状を引き起こします。成人の致死率は20〜40%と非常に高く、命を取り留めても重い後遺症が残るケースがあるため注意が必要です。
アライグマからの感染を防ぐ3つの予防策

狂犬病をはじめとする感染症から身を守るには、アライグマとの接触を避けることが重要です。自宅の周辺環境を整えることで、被害や感染のリスクは大きく下げられます。
ここでは、日常生活の中ですぐに取り入れられる3つの予防策を紹介します。順番に確認しながら、できる対策から実践していきましょう。
アライグマに近づかない・触らない
感染症のリスクを防ぐためには、アライグマに近づかず、触れないことが基本です。
アライグマは見た目に反して警戒心が強く、人が近づくと威嚇したり、噛みついたりすることがあります。むやみに近づいたり、写真を撮ろうとして追いかけたりする行為は避けてください。
また、本来は夜行性のため、日中に活動していたり、動きが鈍いなど普段と違う様子が見られる場合は注意が必要です。すでに狂犬病などの病気に感染している可能性があります。
小さな子どもがいる家庭では、「野生動物には触らない」と日頃から伝えておくことが大切です。こうした基本的なルールが、ケガや感染症の予防につながります。
家屋への侵入経路を塞ぐ
アライグマによる被害を防ぐには、家に入り込めないようにすることが重要です。
アライグマは人の生活圏にもなじみやすく、雨風をしのげて子育てができる屋根裏や床下、物置などに入り込みます。前足が器用なため、小さな隙間から侵入したり、ゆるんだ部分を押し広げて入り込んだりするケースもあります。
侵入を防ぐには、屋根裏や床下、換気口、戸袋などに隙間がないかを定期的に確認してください。穴やすき間を見つけた場合は、金網などでしっかりふさいでおきましょう。
アライグマの侵入経路対策は専門知識が必要なため、プロに任せるのがおすすめです。
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エサとなるものを放置しない
アライグマを敷地内に寄せ付けないためには、エサになるものを屋外に置かないことが重要です。
外で飼っている犬や猫のペットフードは出しっぱなしにせず、夜間は必ず屋内へ片付けましょう。
また、家庭菜園の作物にも注意が必要です。アライグマはトウモロコシやメロン、イチゴなどの熟した果実を好むため、食べ頃になったら早めに収穫し、落ちた実もこまめに処分してください。
さらに、生ゴミも狙われやすい対象です。ゴミ箱はフタ付きで簡単に開けられないものを使い、夜間に外へ置きっぱなしにしないことが大切です。
ご自身でのアライグマ駆除をおすすめしない理由
自宅の屋根裏や庭でアライグマの被害に気づいたとき、費用を抑えるために自分で対処しようと考える方もいるかもしれません。しかし、専門知識がない状態で対応すると、思わぬトラブルにつながるおそれがあります。
実際に、自力での駆除には法律違反やケガ、感染症などのリスクが伴います。状況によっては被害が悪化するケースもあるため、慎重な判断が必要です。
以下では、自分で駆除を行うべきではない理由を解説します。安全に対処するための判断材料として参考にしてください。
法律違反になるから
アライグマを自分で駆除できない大きな理由の一つが、無許可での捕獲や処分が法律違反にあたる点です。
アライグマは「鳥獣保護管理法」や「外来生物法」によって管理されており、自治体などの許可を得ずに捕獲すると違法となります。違反した場合は、罰則が科されることもあるため注意が必要です。
また、捕まえたアライグマを別の場所へ逃がす行為(放逐)も、生態系を脅かすとして外来生物法で禁止されています。
こうした理由から、アライグマの駆除は許可を受けた専門業者や自治体に相談することが安全です。
凶暴で怪我をするから
アライグマは見た目に反して気性が荒く、危険を感じると、人に向かって攻撃することがあります。自分より大きな相手であっても臆することなく立ち向かってくるため、不用意に近づくのは大変危険です。
とくに屋根裏などに入り込んだアライグマを無理に追い出そうとすると、逃げ場を失ったアライグマが強く抵抗し、噛みつきや引っかきによるケガにつながります。
また、傷口からは狂犬病をはじめとする感染症にかかるおそれもあります。無理に対応せず、専門業者や自治体へ相談しましょう。

アライグマの駆除・対策は「駆除セイバー」にご相談ください
アライグマの対応は危険を伴うため、無理に自力で対処するのはおすすめできません。早めに専門業者へ相談することで、安全に解決しやすくなります。
一方で、「費用はどのくらいかかるのか」「再発を防げるのか」といった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、害獣駆除を専門とする「駆除セイバー」について、選ばれる理由や駆除完了までの流れについて紹介します。
駆除セイバーが選ばれる理由
駆除セイバーは、年間5,000件以上の対応実績をもとに、害獣駆除を行っている専門業者です。お客様の不安を「安心」に変えるため、以下の強みをお約束しています。
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また、受付は24時間365日体制で、夜間の相談にも対応可能です。状況によっては、最短20分で現地に到着し、その日のうちに作業が行われるケースもあります。
実際の作業は、駆除歴10年以上のスタッフが担当します。アライグマの習性や侵入経路を踏まえて対応するため、状況に応じた対策が可能です。
女性スタッフの同行にも対応しており、一人暮らしの方でも相談しやすい体制が整っています。
駆除完了後は、侵入経路の封鎖など再発防止の対策も実施します。さらに、最長15年の保証に加え、清掃や消毒といったアフター対応にも対応しているのが、駆除セイバーが選ばれる理由です。
お問い合わせから駆除完了までの流れ
アライグマの被害に悩んでいる場合でも、複雑な手続きは必要ありません。相談から作業完了までの流れは、以下のとおりです。
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- 現地にて調査・お見積り(無料)
- 駆除作業対応
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まとめ
アライグマは、狂犬病や日本脳炎、カンピロバクターなどの感染症に関わる病原体を持つことがある野生動物です。敷地内で見かけた場合は、近づいたり触れたりせず、侵入経路を塞ぐ、エサになる生ゴミや作物を放置しないなど、基本的な対策を行うことが重要です。
また、自分で駆除を行うと、法律違反になる可能性があるだけでなく、反撃によるケガにつながるおそれもあります。安全に対処するためには、専門知識と経験を持つ業者へ相談するのが最適です。
「駆除セイバー」では、現地調査から駆除作業、清掃や消毒まで対応しています。異変に気づいた段階で早めに相談することで、被害の拡大を防ぎやすくなります。まずは電話やLINEでご相談ください。



