
ハトの巣は撤去しても大丈夫?違法になるケースと対処法を解説
2026.04.30
ベランダや軒下にハトが巣を作っているのを見かけたら、多くの人は早く撤去したいと思うことでしょう。 一方で、状況によっては撤去が法律違反になることもあり、やり方を間違えると思わぬトラブルにつながりかねません。 この記事では、駆除歴10年以上のプロの視点から、ハトの巣への正しい対処法を整理しています。
CHECK
この記事を読むと以下のことがわかります。
- ハトの巣を撤去していいケースとダメなケースの違い
- ハトの巣の撤去手順と気をつけたいポイント
- ハト駆除業者に任せたほうがいい状況の見極め方
ハトの巣作りの基礎知識
ハトは雨風をしのげる場所を好んで巣を作ります。ベランダの室外機裏に小枝が何本か落ちていて、気づいたときにはもう巣の形になっていた、そんなケースも珍しくありません。放置するとフンや鳴き声による生活への影響が徐々に広がっていきます。
ハトの巣撤去に移る前に、まずは巣作りの基本的な知識を押さえておきましょう。
ハトが巣を作りやすい場所
ハトは雨風をしのげて、外敵に見つかりにくい高所を好みます。たとえばベランダの室外機裏や建物の壁と壁の隙間、雨どいの周辺などです。
マンションの上層階でも、人の出入りが少ないベランダはかえって狙われやすくなります。近くに公園や水場があるとエサにも困らないため、一度気に入られてしまうと長く居座られてしまうケースも少なくありません。
ハトが巣を作る時期
ハトの巣作りが多くなるのは、3月下旬から5月下旬ごろです。ただ、ハトは年に複数回繁殖することがあるため、春先を過ぎたからといって油断はできません。しかも縄張り意識と帰巣本能が非常に強く、ヒナが巣立った後にまた同じ場所で産卵を始めるケースもあります。
巣作りから巣立ちまではおよそ2ヶ月。その間にベランダを使えなくなる生活が続くと考えると、早い段階で気づけるかどうかがその後解決できるかの分かれ目になってくるでしょう。
ハトが巣を作る前兆
ハトはいきなり巣を作るわけではなく、段階を踏んで場所を見定めます。初期段階では手すりや屋根の縁にとまる頻度が増え、滞在時間も少しずつ長くなっていきます。人が近づいても逃げなくなったら、かなり警戒心が薄れている状態です。
もしベランダの床にフンが3〜4個まとまって落ちていたら、すでに休憩場所として定着しかけていると見たほうがいいかもしれません。巣が完成してからでは対処の選択肢が一気に狭まるため、この段階で気づけると今後の巣撤去の難易度が変わるでしょう。
ハトの巣は撤去してもいい?
ベランダや軒下にハトの巣を発見したとき、真っ先に「取り除いてしまおう」と考えるのは自然なことです。ただ、巣の中に何があるかによって、撤去してもいいかの判断が変わってきます。
場合によっては法律に抵触するおそれもあるため、手を出す前に知っておきたいことを整理しておきましょう。
ハトの巣だけなら撤去可能
卵やヒナがない状態であれば、巣を撤去しても法律違反にはなりません。鳥獣保護管理法が保護しているのはハトそのものと卵であって、巣自体は対象外です。巣作りの途中で中身が空なら、そのまま取り除いて問題ありません。
ただし、外から見て何もないように見えても、巣の奥に卵が1〜2個隠れていたというケースは実際にあります。手を出す前に、スマホのカメラなどで巣の内部をよく確認しておくのが無難です。
巣の撤去が根本的な解決にならない可能性もある
巣を取り除いても、それでハトが来なくなるかというと、そう単純な話ではありません。ハトの帰巣本能は想像以上に強く、数百キロ離れた場所からでも元の巣に帰ってくる固体がいるほどです。一度「自分の場所」と認識した場所への執着は簡単には消えません。
巣がなくなっていても、同じ場所に巣材を運び込んで一から作り直すことも十分ありえます。撤去だけで安心するのではなく、ハトに「ここはもう住めない」と思わせる対策とセットで考えておくのが現実的です。
ヒナや卵があれば法律違反
巣の中にヒナや卵がある状態での撤去は、鳥獣保護管理法に抵触します。この法律ではハトを含む野生鳥獣の捕獲や殺傷、卵の採取が原則禁止されており、自宅の敷地内であっても例外ではありません。
また、自力で巣を撤去しようとすると、乾燥したフンの粉末を吸い込むことによる感染症や、高所からの転落といった身体的なリスクも出てきます。判断に迷ったときは無理に手を出さず、専門業者に巣の状態を確認してもらうだけでも、安全な対処につながるでしょう。
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鳥獣保護管理法に違反した際の罰則
鳥獣保護管理法では、許可なくハトを捕獲・殺傷したり、卵を採取したりした場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。
「自宅の敷地内だから問題ないだろう」と考えて巣を撤去し、結果的に卵やヒナを傷つけてしまった場合でも、この罰則の対象になり得ます。そのため、知らなかったでは済まされない規定です。
なお、自治体に申請すれば撤去の許可が下りる場合もあるため、卵やヒナがいる巣を見つけたときは、まず地域の窓口や専門業者に相談するのが確実です。
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ハトの巣を撤去せずに放置した際の被害
ハトの巣を見つけても、「そのうちいなくなるだろう」とそのままにしてしまう方は少なくありません。しかしハトの帰巣本能は強く、放置すれば被害は収まるどころか広がっていく傾向があります。主な被害としては、以下のようなものが挙げられます。
- フンによる衛生環境の悪化
- 鳴き声や羽音による騒音
- 害虫の発生やアレルギーの発症
それぞれ詳しく見ていきましょう。
被害1:フンによる衛生環境の悪化
ハトのフンにはクリプトコッカス菌などの病原菌が含まれていることがあり、乾燥して粉末状になると、風に乗って室内に入り込むおそれがあります。
直接触れていなくても、知らないうちに吸い込んでしまう可能性があり、注意が必要です。とくに小さな子どもや高齢者がいる家庭では、健康面への影響が気になります。
また、フンは酸性のため、ベランダの手すりや金属部分を腐食させる原因にもなります。しかし、こうした被害も、早めにプロへ清掃・除菌を依頼すれば十分に対処可能です。
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被害2:鳴き声や羽音による騒音
ハトの鳴き声は、たまに聞こえる程度ならそこまで気にならないものです。ただ、巣に親鳥が常駐し始めると状況は変わります。
早朝から繰り返される鳴き声、ヒナが成長するにつれて激しくなる羽ばたきの音。これらは窓を閉めていても響いてくることがあり、睡眠や在宅での仕事に支障が出るケースも実際にあります。
マンションなどの集合住宅では、階下や隣室への騒音として近隣トラブルにつながることもあるため、音が気になり始めた時点で専門業者に相談しておくのが無難です。
被害3:害虫の発生やアレルギーの発症
ハトの巣にはダニやノミが寄生していることが多く、巣が近いと室内まで入り込んでくる場合があります。刺されると強いかゆみや皮膚炎につながることもあり、小さな子どもがいる家庭ではとくに注意が必要です。
ベランダに干していた洗濯物に羽毛やフンの粉塵が付着し、そのまま着てしまってアレルギー症状が出た、という話も実際に耳にします。巣がある限りこうした害虫の発生源はなくならないため、根本的に断つには巣そのものへの対処が欠かせません。
ハトの巣を撤去できる2つのタイミング
ハトの巣は見つけたらいつでも撤去していいわけではなく、法律に触れずに対処できるタイミングは限られています。逆に言えば、そのタイミングさえ押さえておけば、合法的かつ安全に巣を取り除くことが可能です。
撤去できるのは、大きく分けて次の2つの時期になります。
ハトに産卵される前
巣作りの初期段階、つまり卵が産まれる前であれば、法律に触れることなく巣を撤去できます。
ハトは巣作りを始めてから早ければ3〜4日で産卵に入ることもあるため、のんびり様子を見ている余裕はそこまでありません。ベランダの隅に小枝が数本集まっているのを見つけたら、できればその日のうちに取り除いておきたいところです。
とはいえ、焦って確認を怠ると、すでに卵があったというケースもありえます。撤去前にスマホのカメラなどで巣の中を覗いておくひと手間が、後々のトラブルを防いでくれるでしょう。
ヒナが巣立った後
もうひとつのタイミングが、ヒナが巣立ちを終えた後です。親鳥もヒナも姿を見せなくなり、2週間ほど出入りが確認できなければ、巣は放棄されたと判断してよいでしょう。
ただ、見た目では空でも、親鳥がたまたま外出しているだけという場合もあります。朝・昼・夕と時間帯を変えて、数日間観察してから判断するくらいの慎重さがあったほうが安心です。フンが新しく増えていないかもあわせて確認しておくと、判断の精度が上がります。
巣作りから巣立ちまではおよそ2ヶ月かかるため、その間はどうしても見守るしかないのがもどかしいところです。
ハトの巣を自分で撤去する方法
卵やヒナがいない巣であれば、自力での撤去は可能です。作業時はマスク・ゴーグル・ゴム手袋を着用し、フンや羽毛に直接触れないよう注意してください。巣を取り除いたら、周囲のフンを洗剤で洗い流し、除菌まで済ませておきます。
再びハトが寄り付かないよう、市販の忌避剤を併用するのも手です。ただ、スプレータイプは効果が数時間で切れるものが多く、これだけで安心とはいきません。
なお、ひとつ知っておきたいのが、自治体の対応についてです。卵やヒナがある巣については、役場に申請すれば撤去許可が下りる場合があります。ただし、自治体が直接撤去してくれるわけではなく、実際の作業は自分か業者に委ねられるのが実情です。
自力での対処に不安が残るようなら、専門業者に状況を見てもらうほうが結果的には解決への近道になるでしょう。
ハトの巣を自分で撤去する際の注意点
自力での撤去が可能な場合でも、やり方を間違えると思わぬトラブルにつながることがあります。ここでは、法律面・安全面の両方で押さえておきたいポイントをまとめました。
- 卵やヒナを見落とすと違法行為につながるおそれがある
- 高所からの落下やフンの粉末による感染症のリスクがある
- 対策しないとハトに再び巣を作られるケースが多い
賃貸物件にお住まいの場合は、作業の前にまず管理会社や大家さんに一報を入れておくことも忘れないでください。
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注意点1:卵やヒナを見落とすと違法行為につながるおそれがある
ハトの卵は白くて小さく、巣材に紛れると意外なほど目立ちません。親鳥が不在のタイミングで巣を覗いても、奥まった場所に産みつけられていると角度によっては死角になります。
また、産卵直後のハトは巣を離れる時間が短いです。「何度見てもハトがいる」状態がしばらく続いたあと、たまたま空に見えた瞬間に撤去してしまい、実は卵があった、というのが現場でよくあるパターンです。
そのため、自己判断だけで「空の巣」と断定するのはリスクが伴います。迷ったときは専門業者に状態の確認だけでも依頼するのが、法的なトラブルを避ける一番確実な方法です。
注意点2:高所からの落下やフンの粉末による感染症のリスクがある
巣が庇や屋根の縁など高い場所にある場合、脚立に乗って手を伸ばしたときにバランスを崩すおそれがあります。可能であれば一人で作業せず、脚立を支えてもらえる人を確保しましょう。
もうひとつ気をつけたいのが、乾燥したフンの粉塵です。軽く触れただけで細かく舞い上がり、それを吸い込むとクリプトコッカス症などの感染症を引き起こす可能性があります。
防塵マスクとゴーグルを着けるだけでもリスクはかなり下がるため、短時間の作業であっても装備を省かないことが大切です。
注意点3:対策しないとハトに再び巣を作られるケースが多い
巣を撤去して安心していたら、1週間もしないうちにまた同じ場所に巣材が運び込まれていた。こうしたケースは決して珍しいことではありません。
ハトは以前の巣の痕跡、とくにフンのにおいを頼りに戻ってくるため、撤去後はフンを洗い流して除菌剤でにおいを断つところまでがワンセットです。
さらに、ベランダに防鳥ネットを張ったり、室外機まわりに剣山を置いたりするなど、物理的に「とまれない・入れない」環境を作っておくと再発のリスクはぐっと下がります。撤去だけで終わらせてしまうと、同じことの繰り返しになりかねません。
安全かつ確実にハトの巣を撤去するなら専門業者への依頼がおすすめ
ここまでは自力での撤去方法や注意点を紹介してきましたが、正直なところ、市販の忌避剤やフンの清掃だけでは一時的な対処にとどまってしまうことが多いです。
ハトの帰巣本能は強く、巣を取り除いてもネットや剣山で物理的に封鎖しない限り、同じ場所に何度でも戻ってくる可能性があります。
そのため、安全かつ確実にハトの巣を撤去したいなら専門業者への依頼がおすすめです。専門業者であれば、巣の状態を見て卵やヒナの有無を正確に判断したうえで、法律に沿った撤去を行ってくれます。
とくに以下のようなケースでは、無理をせず業者への相談を検討したほうがよいかもしれません。
- 巣が2階以上の高所にある
- 卵やヒナの有無が自分では判断しきれない
- 一度撤去したのに再び巣を作られた経験がある
こうした状況なら最初からプロに任せたほうが、結果的には早く、確実に解決できることも多いです。
ハトの巣の撤去を安心して任せられる業者選びのポイント
駆逐業者に依頼するとなると、気になるのは「どこを選べばいいのか」という点です。料金が安くても、施工後に再発して追加費用がかかれば結局割高になることもあります。
ここからは、依頼先を見極めるうえで、事前に確認しておきたいポイントを3つに絞ってお伝えします。
ポイント1:事前調査で卵やヒナの有無を確認してくれる
信頼できる業者か見極めるうえで、まず注目したいのが事前調査の丁寧さです。前述のとおり、卵やヒナがいる状態での撤去は法律違反になるため、作業に入る前の確認は欠かせません。
きちんとした業者であれば、巣の状態を目視だけでなくカメラなどの機材を使って確認し、撤去が可能かどうかを判断したうえで説明してくれます。
逆に、現地を見もせずに電話口で「すぐ撤去できます」と即答するような業者には、少し慎重になったほうがよいかもしれません。
ポイント2:再発防止まで対応している
撤去して終わりではなく、「そのあと戻ってこないようにする」までが業者の腕の見せどころです。
たとえばベランダの形状に合わせてネットの張り方を変えたり、配管まわりの数センチの隙間をパテで塞いだり。こうした建物ごとの細かな対応は、現場を数多く見てきた業者でないと判断が難しい部分です。
見積もりの段階で、撤去後にどんな再発防止策を講じるのかを具体的に説明してくれるどうか。そこが業者の対応力を見極めるひとつの基準になります。
ポイント3:見積もりが詳細で丁寧
業者の信頼度を測るうえで、見積もりの出し方はわかりやすい判断材料になります。撤去・清掃・再発防止といった作業ごとに金額が分かれているかを確認しましょう。
「一式〇〇円」としか書かれていない場合、あとから何の費用が上乗せされたのか追いにくくなります。
見積もり段階で不明点を質問してみて、あいまいにごまかさず説明してくれるかどうか。その対応の丁寧さが、施工の質にもそのまま表れることが多いです。
ハトの巣の撤去なら「駆除セイバー」におまかせ!
「自分で撤去すべきか、業者に頼むべきか」「法律のことも気になるし、費用も気になる」。ハトの巣ひとつで、これだけ考えなければならないことがあるのは、なかなか負担が大きいものです。
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ハトの巣は法律と安全面を確認しながら早めに撤去しよう
ハトの巣は状況次第で自力での撤去もできますが、卵やヒナの見落とし、フンによる健康被害、高所での事故など、想定しておくべきリスクはいくつかあります。そして何より、撤去しただけではハトが戻ってくるかもしれません。
対処が遅れるほど被害は広がりやすく、選択肢も狭まっていきます。少しでも不安があるなら、早い段階でプロの目を通しておくことが、結果的に一番手間のかからない方法かもしれません。
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